設備紹介

医療機器のご紹介

医療機器のご紹介

当院では、乳がん画像診断が可能な先進のMRI・超音波・3Dマンモグラフィを導入しています。
検診、乳がんハイリスクMRIドック、精密検査・確定診断まで様々な画像診断装置を用いることで、
乳がんの早期発見を目指します。

医療機器のご紹介

マンモグラフィ・3Dマンモグラフィ
MAMMOMAT Inspiration PRIME Edition

MAMMOMAT Inspiration PRIME Edition

日本人女性は、乳腺が全体に白く写る“高濃度乳房(デンスブレスト)”の比率が高く、近年2Dマンモグラフィでは検出できない病変が一定の割合で存在していましたが、当院では高濃度乳房(デンスブレスト)でもより検査精度を上げるために3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)を導入しております。従来よりも被ばく線量が低く、繰り返し検査を行うハイリスクグループに対しても、被ばく量を抑えた検査が可能です。

3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)とは

従来は平面的な撮影しか得ることができなかったマンモグラフィも、トモシンセシスという機能を使うことで3Dで乳房を断層画面でスライス撮影することが可能になります。乳腺の重なりが多い、高濃度乳房(デンスブレスト)の方でも病変を見つけやすくなり、乳腺に隠れている病変が2Dマンモグラフィに比べて検出しやすくなります[1]。

3Dマンモグラフィは±25°でスライス撮影
3Dマンモグラフィは
±25°でスライス撮影
スライス撮影結果
スライス撮影結果
高濃度乳房<span class=(デンスブレスト)での撮影の違い" class="img-responsive center-block img-rounded marginB5">
高濃度乳房(デンスブレスト)での撮影の違い
低被ばくで高画質撮影

マンモグラフィはX線を利用して撮影するため、被ばくのデメリットがあります。
近年、繰り返し検査が必要なハイリスクグループで、乳がん発症と被ばくの関連が指摘されるようになり、日本のガイドラインでもマンモグラフィにおける被ばく低減の必要性が強く唱えられています。

当院で採用しているマンモグラフィは、低被ばくで高画質撮影が可能です。
従来の検査と比べて20~30%の照射線量が低減され、2D撮影で1mGy前後、3D撮影で1.5mGy程度の被ばく量となっております。両方あわせてもガイドラインの推奨限度(3mGy)を下回る線量で撮影が可能です。

低被ばくで高画質撮影
マンモグラフィ生検(マンモトーム生検)

マンモグラフィ生検(マンモトーム生検)にも対応しております。
主に微細石灰化に有効で、良性と考えられるが組織診断が必要と判断した石灰化や、悪性の可能性がある石灰化など、組織診断が必要と判断した場合にも生検まで対応可能です。


超音波(エコー)
ACUSON S2000

ACUSON S2000

超音波(エコー)検査は、マンモグラフィで写らない部分もカバーできる検査ですが、検査担当者の技量に左右される検査ですので、経験豊富な臨床検査技師や医師が担当いたします。当院の超音波装置では病変内部の血流や硬さを客観的に評価できるエラストグラフィ機能(シアウェーブ)を搭載。従来より良性か悪性かの判定がし易くなりました。また、3Dマンモグラフィと併せて検査を行うことにより、高濃度乳房(デンスブレスト)の方でもより的確な診断が可能となります。

エラストグラフィ(シアウェーブ)とは

エラストグラフィは、超音波検査で組織の硬さを画像化する技術です。検査部位にあてて軽く押し力を加えたときに柔らかいものであれば大きな変形を生じますが、硬いものであればほとんど変形しません。その変形の程度を色でとらえるのがエラストグラフィです。下の図では、青いところが周囲より硬い組織です。

エラストグラフィによる硬さの画像化
エラストグラフィによる硬さの画像化
超音波(エコー)による画像化とエラストグラフィによる硬さの画像化
超音波(エコー)ガイド下生検(マンモトーム生検)

超音波(エコー)ガイド下生検(マンモトーム生検)にも対応しております。
悪性の除外が必要と判断した病変や、悪性の疑いがあり組織診断が必要と判断した病変に対して行われる超音波(エコー)ガイド下生検にも対応可能です。


MRI
MAGNETOM Aera

MAGNETOM Aera

乳がんを最も高い感度(病変の発見率)で診断可能なMRIです。
被ばくもなく、マンモグラフィや超音波で見えない乳がんを見つけることもできますが、MRIによる画像診断は高精度の画像機器と撮影技術が求められるだけでなく、判定の専門性が高く、対応できる施設も少ないのが現状です。
当クリニックでは経験豊富な画像診断チームが運営、MRIによる乳がんドックを行っております。

MRIでしかわからないがん

近年では、乳房のMRI検査の乳がん検出率がマンモグラフィや超音波検査(エコー)の検出率を大幅に上回ることや、MRIだけでしか検出できない乳がんの存在が報告されており、乳がん発見に有効と言われています。当院では、MRI乳がん検査で、乳がんの早期発見を目指します。

MRIでしか発見できなかった事例
MRIでしか発見できなかった事例
MRIガイド下生検に対応

当クリニックでは、MRIガイド下生検にも対応しております。
米国では、ある特定の遺伝子変異をもつ女性の乳がん早期発見にMRIが推奨されており、日本乳がん学会のガイドラインでも既にハイリスク群の乳腺MRIドックが推奨されています。しかし、現在の日本ではMRIでしか見えない小さな病変が指摘された場合、針生検(MRIガイド下生検)で診断をつけることができる施設が少ないため、その普及は遅れているのが現状です。

MRIガイド下生検は、保険適用対象外ですので自費となります。

従来より開放的で静かなMRI

当院で採用しているMRIは、全長145cm、トンネル径70cmのオープンボアで、従来のMRIよりもトンネルが広く長さも短いため、通常のMRIのよりも開放感に優れています。
閉所が苦手な方にも優しいMRIです。また検査中の騒音低減にも拘っており、最大で従来MRIの97%、平均で84%の騒音をカットします。


[参考文献]
1.Niklason:Digital tomosynthesis in breast imaging. Radiology 1997 ; 205(2):399-406.
N Uchiyamaら:Diagnostic Performance of combined Full Field Digital Mammography (FFDM) and Digital Breast Tomosynthesis (DBT) in Comparison with Full Field Digital Mammography (FFDM). RSNA 2010 Abstract ID:9002764)


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診療科目 乳腺外科・放射線診断科
〒460-0008
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9:30-12:30
14:00-17:00

▲ 土曜 午前9:00 -12:00 / 午後13:00 -15:00
■ 木曜 午後の指定日のみ 鰐渕 友美医師(名古屋市立大学病院 乳腺外科)が術後外来を担当いたします。 ご予約はお電話のみにて承ります。
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