乳がんQ&Aでは、診察や検診に関すること、セルフチェックの方法など、
診療から乳がん全般に関するよくある質問をまとめました。
診療・検診に関することや乳がんでお悩みのことで
こちらに書いていないことなどございましたら、担当医に気軽にご質問ください。
わかり易く丁寧にご説明いたします。
マンモグラフィ検査はしこりとして触れるよりも、早期の乳がんのサインである石灰化を描出することが可能です。
一方で乳腺密度が高くマンモグラフィで全体に白く写るタイプの方では病変を見つけることは難しく、約20%の乳がんはマンモグラフィ検査のみでは描出することが困難といわれています(乳腺密度は乳房の大きさとは関係ありません)。そこで近年では、乳腺濃度に応じた超音波(エコー)検査を併用した検診が推奨されています。超音波を乳房に当てて、その反射波を利用して画像を作ります。
この検査は痛みや放射線被ばくがありません。超音波検査はしこり(腫瘤)の診断に有用で、触診では触れない小さなしこりを描出することができます。いいえ、そうではありません。
もしかしたらがんかもしれないという方を拾い上げているだけで、マンモグラフィ検査を受けた方全体の約8%程度といわれています。しかし、それは正常乳腺の重なりや生理的変化、良性病変のことがほとんどです。マンモグラフィ検査を受けた方で乳がんが発見される方は全体の約0.3~0.5%くらい、つまり精密検査と言われた方の約20人に1人程度と言われています。はい、当院ではすべて対応可能です。術式に応じた検診方法を相談いただけます。
豊胸術後の乳がん検診
乳がんの5~10%は遺伝性であるといわれています。それを判断するには専門的な詳しい評価が必要です。
がんの家系だと思っていても、医学的には遺伝の可能性はほとんどないと判断できる可能性もあります。逆にご家族に乳がんの方がいなくても遺伝性の疑いがある場合があります。一般的に乳がんは食生活や女性ホルモンの影響など多くの因子が複雑に関与して発症すると考えられていますので、乳がんの方の多くは遺伝以外の因子が関与していることになります。
親、子、姉妹のなかに乳がん患者さんがいる女性はいない女性に比べて2倍以上乳がんにかかりやすいことがわかっています。
また、祖母、孫、姪、おばに乳がん患者さんがいる女性はいない女性に比べておよそ1.5倍の発症リスクであることもわかっています。
乳がんの危険因子は母親、子が乳がんにかかったことがある。良性疾患の既往がある。高年齢初産、未経産、飲酒習慣のある方です。
更年期のホルモン補充療法はエストロゲンとプロゲステロンを併用する方法でわずかに乳がん発症リスクがあがることがわかっています。乳がん以外には血栓症、心疾患、脳卒中、認知症を増やす事も報告されています。エストロゲン単独では子宮体がん発症リスクが高くなるため併用療法が行われています。
経口避妊薬ピルの使用においてもわずかに乳がん発症リスクを高める可能性があります。乳がんは自分で発見可能な数少ない乳がんです。セルフチェックの方法を参考に行ってください。
乳がんのセルフチェックの方法(PDF形式:641KB)ご予約・お問い合わせ
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▲ 土曜 午前9:00 -12:00 / 午後13:00 -15:00
■ 木曜 第1-4週午後は、名古屋市立大学病院 乳腺外科医が術後外来を担当いたします。 ご予約はお電話のみにて承ります。
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